祝100件達成!

2012年で生野町を皮切りにスタートした朝来市の空き家情報提供システム「空き家バンク」を使用した売買および賃貸借の制約件数が100件を達成したそうです。

空き家バンクの成約が100件を達成 「先輩」移住者を紹介、職員「並走」も成果 朝来市(神戸新聞NEXT)

空き家バンクでは相談した移住者に「先輩移住者」を紹介してくれるので、朝来市に縁のない移住希望者にとっては有力な情報収集先となるでしょう。

ところでこの記事によると朝来市内の空き家は2016年の時点で800軒あるとのこと。朝来市の世帯数が約12,300なので単純に全世帯が戸建てとすれば、全世帯の6%に相当する数の空き家があるということになります。
※800÷(12,300+800)×100=6.1%
実際は集合住宅も多いので空き家率はもっと高くなるでしょう。それでも20軒に1軒以上は空き家ということです。

さらに朝来市の世帯数と人口の推移をみると2005年から2020年で世帯数12,083→12,314、人口35,479→29,525となっております。実に15年で人口が17%弱減っていますが、世帯数は微増となっています。世帯が減らない理由は子供だけ都会で就職して戻らない、夫婦のいずれかが存命、外国人労働者の増加等があると思いますが、高齢者の単身世帯が多いことは間違いないでしょう。すなわち、人口が激しく減少している現状では空き家のさらなる増加は必至です。

この記事によるとコロナの影響で地方が見直されているとありますが、裏を返せばコロナが収束すれば忘れられるということです。避難所的な良さではなく、積極的に住みたいと思われるような「何か」が強く求められています。

朝来市空き家バンク

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