豊岡移住サイトでナンバーワン

移住スカウトサービスと称するサイトSMOUTにて豊岡市が閲覧者の注目を集めた地域として人気移住地域グランプリとして表彰されました。この手のランキングは広告代理店にいくら使ったかと相関関係が強いので、自分とかかわりのない地域が選ばれると斜に構えてしまいますが、関係先が選ばれると「やっぱりいいとこだもんね」と思います。勝手ですね。

他方、宝島社発行の「田舎暮らしの本」で2013年から実施されている「住みたい田舎ベストランキングランキング」の近畿エリアでは2019年、2020年と2年連続でトップ3を但馬が独占しています(養父、豊岡、朝来)。

ただこれが実際数字として現れているかというとそうでもありません。SMOUTに記載されている豊岡市の情報を引用します。

豊岡市が地域おこし協力隊を導入したのは2014年度。
これまで63人の隊員を委嘱し、現役隊員は38人、卒業後定住しているのは11人です。

恐ろしいともいえる高齢化と都市への人口流出が続く但馬では沈没しようとしている船で海水を手で汲み出しているかの作業にも見えます。上記豊岡の地域おこし協力隊員は昨年30人が募集され132人の応募があったそうです。最長2年間にわたり20万円超の報酬が支払われかつ起業時には上限を200万円とした補助を受けられるという好条件なので当然といえば当然かもしれません。

単純計算で地域おこし協力隊には月間700万円以上が投入されていますが、全国各地で同じ名称で同じような活動が実施されており、ゆるきゃら同様よそがやっているからウチも感が否めません。
この金額は月額5万円の雇用補助140名分に相当します。移住先としての人気はあるのでむしろ流出を止めるために予算を配分する方が得策と思うのですが。素人のたわごとでしょうか。

ちなみに私が一番効果があると思うIターン促進策はシンママ(パパ)支援です。理由は以下のとおりです。

  • 生活が切実な問題であり条件次第で移住へのハードルが低い
  • 必ず親プラス子なので1組の移住により2人以上の人口増になる
  • 新たな婚姻でさらに人口増につながる可能性がある
  • 守るものがある人はまじめに働く
  • 若い女性が増えればオジサンたちが元気になる

島根の邑南町が有名のようですが、コロナで飲食が相当なダメージを受けている昨今、シンママの移住需要はかなり高いと思われます。

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